Xperiaタッチ&トライイベントでお借りしているXperia Z Ultraで、普段このブログで投稿しているフォトレビューをPC無しで行えるのか挑戦してみました。
今回利用したのはXperia Z Ultra SOL24本体、先日レビューした純正スタイラスペンのES22、普段レビューで使用しているソニーのRX100とEye-Fiカード。
Xperia Z1やXperia Z1 fは2,000万画素の強力なカメラを搭載していますが、Xperia Z Ultraは810万画素と控えめのスペックのため、今回はコンデジのRX100と組み合わせる事にしました。
ブログを投稿するためには文章を書かなければならないためBluetoothキーボードも検討しましたが、今回「ポケットに入るブログ環境」というメリットを生かすためにあえてXperia Z Ultra本体で文字入力に挑戦。
写真転送はWiFi経由
QX10、QX100、RX100M2などの機種はWiFiを内蔵しているため直接Xperia Z Ultraに写真を転送できますが、今回利用したRX100はWiFi非搭載のためWiFi搭載SDカードのEye-Fiを利用。Eye-FiアプリをGoogle Playからインストールして設定する事でスムーズに写真を転送できました。
写真編集はPhotoshop Touch
今回の特集の肝となるのがこのPhotoshop Touch。Androidで使えるAdobeのPhotoshopの機能限定版ですが、Xperia Z Ultraではタブレット用Photoshop Touchが利用できます。価格は1,000円の有料アプリとなっています。
トリミング
Photoshop Touchの基本機能であるトリミング。6.4インチの大画面は通常のサイズのスマートフォンよりこういった操作がずっと快適に行えます。
レベル補正
モバイル版ながら、しっかりレベル補正の機能も搭載しています。これを使ってブログ投稿用に写真を調整していきます。繰り返しになりますが、写真をプレビューしながら操作も余裕で出来るのは6.4インチならではの魅力ですね。
ホコリや傷の修正も可能
コピースタンプツールを使って写真に写り込んだホコリ等を取り除いていきます。こういった手元を確認しながら行う作業はスタイラスペンのES22が活躍します。
範囲指定のぼかし
レビュー端末の番号などが写っている場合写真の一部にぼかしをかけて隠す必要がありますが、これに関しても難なく可能。ポケットに入る機種でここまで出来るのは素晴らしいですね。
最後に一括保存してJPEGとして出力。続いてブログへの投稿へ移ります。
アプリではなくブラウザから作業
WordPressのAndroid用公式アプリは存在するものの、実際使ってみると画像をあらかじめ指定したサイズで挿入できなかったりと作業に難ありなため、Chromeから直接投稿ページを開いて作業する事にしました。
写真のアップロードもブラウザから。やはりPC向けのブログシステムの管理画面はAndroidで開くとスペック不足を感じる重さですが、機能的にはPCから書くのと全く同じ環境を利用できるため、基本的に全て同じように出来ました。
スモールアプリで表示確認
Xperiaシリーズで利用できる、他のアプリの上で動かせる「スモールアプリ」のブラウザを利用すると、Chromeで下書きを書きながら実際の表示をプレビューするといった使い方も可能。スモールアプリのブラウザは画面端にドラッグすると収納できるため、文章を書いている間はしまっておき、確認するときは引っ張りだして確認、といったPCライクな使い方が可能です。
結果
以下が投稿したレビュー。
結果としてはPCから投稿した場合と殆ど変わらないレベルの記事が投稿できました。逆に、タッチペンがあるため他にアプリを使えばPCには出来ない手書きの注釈などを入れたりといったブログの幅も広がると思います。
一方で、Androidスマートフォンのブラウザから書く写真ブログは管理画面がとても重かったため端末の動作待ち時間がかなり長く、PCのようにサクサク書き上げるのは難しく感じられました。
文字入力に関してはフリック入力で電車の中などでもサクサク書け、カフェなどで座って作業するのであればBluetoothキーボードも利用できるので、後は快適なブログ投稿アプリケーションがAndroidに登場すればPC不要で快適なブログ投稿環境が完結するのではないでしょうか。iPhoneやiPadではこの分野のアプリは比較的充実しているので、Androidにも欲しい所です。
Xperia Z Ultraの6.4インチディスプレイはポケットに入る絶妙なサイズは、マルチメディアを楽しむ消費者用途の端末だけでなく、生産的な用途も意外と行ける!といったのが今回の感想です。このサイズは使いこなせば色々できそうですね。